マグナロック®とは、米国セキュリトロン社が開発した、まったく新しい概念の磁力を利用した電気錠です。
高い耐久性と防水性があり、欧米では、工場、オフィス、学校、などで広く使用されております。
一般の電気錠は、カンヌキ (デッドボルト) やラッチを固定し施錠しますが、マグナロック®は電磁力により吸着することで施錠します。
吸着力は小型のものでも 272kgf (電気ストライク程度の強度) がありますが、消費電力はわずか 3~4W ととても経済的です。また、電源が切れると磁力がなくなり解錠状態になるため、非常口などでのご利用に最適です。
また、吸引力はありませんから、吸着時に手をはさまれたりする事はありません。
マグナロック®には機械的な動きが殆んど無く、磨耗等の経年変化による性能の劣化が大変少ない構造になっております。耐久力は200万回と、一般の電気錠の約10倍の耐久テストをクリアーし、耐久性は抜群です。
防水性能のレベルは NEMA4X 規格 (IP66相当) をクリアーし、風雨にさらされる屋外環境での使用が可能な電気錠です。また、使用温度範囲も -40℃から +60℃までと、悪条件の屋外環境下での使用ができます。
震災時に瞬時に扉の解錠が求められる非常口にも適した電気錠です。また、通電時施錠型となっているため、震災で停電時には解錠状態になり、避難の妨げになりません。防火規格の安全基準であるUL規格をはじめとした、米国の各種認可を取得しています。
マグナロック®の本体は残留磁力を残さない工夫をしており、扉の即時リリースが可能です(※)。
※制御機を介さずに、下記いずれかの操作器を直接マグナロック®に接続した場合に限ります。
一般の錠前と同等かそれ以上の吸着力を発揮します。
M32シリーズは通常の電気錠で言う、電気ストライクに類似した600ポンド (約272kg) の吸着力があります。本品は「通行制限」用として、ドアに対する物理的(工具等による)攻撃が予想されない場所に推薦します。本品はコストが安く、小型のサイズである事が特徴です。
M62のシリーズは、吸着力1,200lb (約544kg) を有し、高いセキュリティ性を有するシリーズです。吸着している状態で、体当たりしたり、特別な工具を使用しないで、破壊する事はできず、場合によっては、本品は破壊されずにドア枠が破壊してしまうレベルの吸着力があります、また本品は高セキュリティと共に、屋外使用での様々な門扉などでも威力を発揮します。
M82シリーズは、吸着力1,800ポンド (約815kg) を有し、本マグナロック®シリーズ最大の電磁吸着力を発揮します! そのため、(例えば)刑務所施設などの吸着力に余力が必要な場所でのご使用をお勧めいたします。またM82シリーズは、屋外の大型門扉や、両開き戸に分割式のストライクプレートでの使用にも適しています。
MCLシリーズは、キャビネットなどの施錠に効果的な小型タイプです。
詳しくは、製品紹介のページをご覧ください
また、自動切換えの複電圧型になっておりますので、12V でも 24V でもどちらでもご使用いただけます。 (MCLとSAM2を除く)
消費電力はわずか 3.6W (M32シリーズ)、3W (M62シリーズ) と大変経済的です。
一般の電気錠レベルかそれ以下です。
マグナロック®には、シリンダーやサムターンがありませんから、手を伸ばして解錠されたり、ピッキングなどの不正解錠はできません。また、機械的な機構が殆んどないので、破壊にも強いのが特徴です。
マグナロック®は、既存のドアに後付けで工事ができます。
※後付け工事は、専門的な技術が必要です、全国のサポートネット店にご相談ください。
また、マグナロック®は、通常は取り付けがしづらい引戸の電気錠としても有効です。
電磁石を利用するマグナロック®の磁力は、約 15cm 離れるだけで地磁気 (地球の磁力、約0.005ミリステラ) 以下になりますので、病院や老人ホームなどでも安心してご利用いただけます。
資料集:[マグナロック®の放磁について]をご覧ください
世界各国では様々な施設、空港、研究施設、学校、幼稚園、病院、ホテル、商業施設、銀行、オフィス、等で採用されています。
防火規格の認定取得
NEMA レベル4 準拠 (IP66相当)
CE 指令に適合した製品に貼り付けられる CE マーキング表示済み
RoHS指令(2011/65/EU)対応製品。自社分析・検証によるものです。梱包材は除きます。
マグナロック®は米国セキュリトロン・マグナロック社および日本国内ではスガツネ工業株式会社が所有する登録商標です。類似製品にご注意ください。